第一回 ケアの文化・芸術展

Description


「なんで、こうなっちゃうんだろう?」

”レクのサイトからダウンロードされた塗り絵のテンプレート。
観もしないテレビが付けっぱなし。
大体高齢者=演歌じゃないよね?ジャズやオペラだって好きな人もいる。
手を動かす=ちり紙入れづくりなの?”

”ああ、“悪性リンパ腫”だからねあの人。症状で呼ばれる人。
あの人の口癖は「いつもやってもらってすいません。ごめんなさい」だった。
亡くなるその直前まで、病棟のちょっと黄ばんだカーテンをずっとみて。
何を考えていたんだろう。この無機質な空間で、
何を感じて最期の息を吸って吐いたんだろう。
あの人、何か最期にしたかったこと、あったんじゃないだろうか。”

”この人の家の中で、“身体”介助や、“生活”援助はするけど、
草がぼうぼうになってる家の庭をいつもこの人は見つめてる。
きっともっと草刈りして、見栄えよく整えておきたいんだろうなあ。
庭いじり、大好きだったときいている。
ああ、時間なんかじゃ、この人のケアは区切れないはずなのに。”

今のケアの現場には、本人も、わたしたち働き手にも、あまりにも選択肢がない。

わたしだったら、こんなケア受けたくない。
好きな歌手の歌を気ままに聴きたい。
年寄り扱いされず出来ることは自分でやりたい。
サポートしてくれる人に気をつかってばかりの毎日は嫌だ。庭もこぎれいに整えておきたい。
洋服だってこんなジャージ姿じゃなくて、もっとお気に入りの服で過ごしたい。
母からもらったお気に入りの指輪はいつもつけていたい。
大きなテーブルにみなで一同に集められず、
美しい絵やおしゃれで、ホッとする場所で過ごしたい。
いつまでも自分が何か没頭できるものをみつけて、それをしていたい。
症状や状態、年齢で決めつけられないで、わたしらしさをずっと持っていたい。

第一回ケアの芸術・文化展は、
そう遠くないわたしたちの未来の、ケアの在り方を問う試みです。
(ここでの「ケア」は、医療介護障がいのケア現場それらを混ぜた表現です)

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【プログラム】

14時〜 ※2018年12月30日 開始時間を変更しました
●「ほっちのロッヂ」、 軽井沢町で試みるケアの文化拠点プロジェクト
登壇者
「ほっちのロッヂ」共同代表・医師 紅谷浩之|「ほっちのロッヂ」共同代表・福祉環境設計士 藤岡聡子
「ほっちのロッヂ」設計者・建築家 安宅 研太郎氏|建築家・池田 聖太氏

●福祉と教育、どう応答していくのだろう?
登壇者
一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団 副理事長 岩瀬直樹氏
「ほっちのロッヂ」共同代表・医師 紅谷浩之|「ほっちのロッヂ」共同代表・福祉環境設計士 藤岡聡子




15時半ごろ〜
●福祉とアート/サイエンスへの好奇心の接続 トーク&セッション
登壇者
アートサイエンスキュレーター 塚田有那氏
「ほっちのロッヂ」共同代表・福祉環境設計士 藤岡聡子


●【老いと演劇】ワークショップ「いつか老いる自分にかける言葉、仕草、眼差しを問う」
登壇者
「老いと演劇」OiBokkeShi 菅原直樹氏


総合司会:KAIGO LEADERS 秋本可愛氏


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【登壇者・総合司会プロフィール】

●一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団 副理事長 岩瀬直樹氏
1970年、北海道生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。埼玉県の公立小学校教諭として、4校で22年間勤め、学習者中心の授業・学級・学校づくりに取り組む。2015年に退職後、東京学芸大学大学院教育学研究科 教育実践創成講座 准教授として就任。学級経営、カリキュラムデザイン等の授業を通じて、教員養成、現職教員の再教育に取り組んだ。教師教育学会所属。大3、高1,小5の3児の父。著書に「せんせいのつくり方」等。

●アートサイエンスキュレーター 塚田有那氏
編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。想像力を拡張し、ビジョンを社会に実装するアート・教育・思考実験のプラットフォーム一般社団法人Whole Universe代表理事。サウンドアーティストevalaによる「See by Your Ears」のディレクターとして様々な音と都市のプロジェクトを展開。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を
若手研究者と共に始動。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』がある。

●「老いと演劇」OiBokkeShi 主宰 菅原直樹氏
1983年栃木県宇都宮生まれ。桜美林大学文学部総合文化学科卒。劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。小劇場を中心に、前田司郎、松井周、多田淳之介、柴幸男、神里雄大など、新進劇作家・演出家の作品に多数出演。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年より岡山県に移住。介護と演劇の相性の良さを実感し、地域における介護と演劇の新しいあり方を模索している。認知症ケアに演劇手法を活かしたワークショップを全国各地で実施。OiBokkeShiの活動を追ったTVドキュメンタリー番組「よみちにひはくれない~若き“俳優介護士”の挑戦~」(岡山放送)が第24回FNSドキュメンタリー大賞優秀賞受賞。

●KAIGO LEADERS 秋本可愛氏
1990年 山口県生まれ。KAIGO LEADERS発起人。株式会社Join for Kaigo代表。専修大学商学部在学中にデイサービスのアルバイトをする中で、「人生のおわりは必ずしも幸せではない」状況を目の当たりにし、課題意識を抱く。東日本大震災以降、復興支援をはじめとした社会貢献活動が盛んになる一方で、介護領域の課題には関心すら持たれていないことに危機感を覚え、介護領域の人を増やしたいと、卒業と同時に起業。「介護から人の可能性に挑む」をミッションに掲げ、日本最大級の介護に志を持つ若手のコミュニティ「HEISEI KAIGO LEADERS(現KAIGO LEADERS)」を立ち上げる。参加者は2000名を超え、2018年の5周年を機に、2020年までに全国8都市での展開を掲げ、クラウドファンディングでの資金調達を受けて、現在、東京都・大阪・金沢での展開がスタートしている。2025年までに、課題解決に向けてアクションを起こす人(介護リーダー)を10,000人を目指して活動を続けている。

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【会場アクセス】

渋谷区神宮前1-9-12 ロイスダールビル 原宿スペース2階
(明治神宮駅前徒歩3分)


主催:ケアと文化・芸術展運営委員会(軽井沢町・診療所と大きな台所があるところ「ほっちのロッヂ」(2020年開業予定)主催)




Updates
  • The event description was updated. Diff#399346 2019-01-07 22:42:28
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Sat Feb 2, 2019
2:00 PM - 6:00 PM JST
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Venue
原宿スペース2階
Tickets
会場参加チケット ¥2,500
ウェブ参加チケット ¥1,000

Combini / ATM payment will be closed at the end of Feb 1, 2019.

Venue Address
渋谷区神宮前1-9-12 Japan
Organizer
診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ
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